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ツクールMV、データベースをExcel(スプレッドシート)形式で入出力ができる「データベース変換プラグイン」を試してみました!

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トリアコンタンさんが作成された「ツクールMV」のデータをExcelCSVなどの「シートデータ」で入出力できるプラグインデータベース変換プラグイン」を試してみました。

…………ふうぅぅ…………トリアコンタンさん…すご過ぎだろ…

このプラグインでできること

トリアコンタンさんにブログ記事*1によりますと、データをExcel形式で管理できることにより…

  • データベース全体を俯瞰したパラメータ調整
  • 計算式や書式、マクロを利用した効率的で自由度の高いデータベース、イベント編集
  • 他プロジェクトへのデータやイベント移植

ができるということです。

つまりは、ほぼツクールMV上でしか変更できなかった各種パラメータやら何やらを、超簡単に一括で編集・分析できるようになるすごい機能です。

例えば、アイテムやモンスターなどを大量に出す方は超重宝します。

超簡単ですが、あらかじめツクールMVのおおまかな仕組みを理解していないと使いづらい面もあるので、中級者~上級者向けプラグインと言えます。

使ってみた

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まずは「プラグイン管理」の画面を開いて、サクっとプラグインをONにします。

あ、有効にする前にバックアップを必ず取ってください。ちなみにトリアコンタンさんは「data」フォルダのバックアップ用のプラグインも用意されています。

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パラメーターはこんな感じです。
ファイル形式は xlsx、xlsm、xlsb、ods、fods、csv、tsv で入出力可能です。

…すごいな。

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初回のみ「プロジェクトの保存」を実行します。

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プラグインコマンド〈EXPORT_DATABASE〉を置きます。
※わかりやすいようにスイッチを押したら出力!という形をとっていますが、実際は ◆プラグインコマンド:EXPORT_DATABASE を右クリックから「テスト」するだけでOKです。

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で、エクスポートを実行すると…?

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何やらコンソール画面で「出力したよ」という旨のメッセージが出ています。
…というワケで早速プロジェクトフォルダを覗くと…

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excelDataフォルダの中に Database.xlsx ができています!(初期値の場合)

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ファイルを開くとデータベースがシートデータ方式で閲覧・編集することができるようになっています。下のタブから各種データベースを切替できます。
※画面はExcelファイルをGoogleスプレッドシートで開いたものです。

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書き換えたい箇所を編集して保存。

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サクっと、プラグインコマンド〈IMPORT_DATABASE〉を実行して…
ゲームをテストプレイしてみると…
※わかりやすいようにスイッチを押したら入力という形をとっていますが、実際は ◆プラグインコマンド:IMPORT_DATABASE を右クリックから「テスト」するだけでOKです。

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無事に書き換わったようです。

なお、Excel上で計算式を用いた場合、計算結果がインポートされるとのことです。

 

…すごいな(3回目)。

 

プラグインの紹介とダウンロードは、トリアコンタンさんのブログをご覧ください。
詳しい操作説明はプラグイン内の「ヘルプ」にも記載されています。

 

注意点は、先ほども書きましたが実行前にバックアップをとること(失敗すると取り返しつかない)と、ファイルの1行目やJSON形式の項目は編集しないこと。
あと試してはないのですが Excelで先頭が "0"の2桁以上数値を置くと先頭の"0"が消えるかも…。

 

このプラグイン、ほかにもイベントエディターで選択したイベントコマンドを出力する機能など、いろいろと兼ね備えています。