アクションゲームツクールMVとクリエイター交流会
Bit Summit 2018
12日(土) に京都にある「みやこめっせ」で開催されている Bit Summit 2018 に参加してきました!
時速100㎞/hぐらいできょーとに移動中
— BIT/O (@BITORCHARD) 2018年5月12日
Bit Summit は、インディーズゲームなどを中心とするゲームの展示・体験の一大イベントです。
昨年に続き2回目の参加です!外には出店もあり大賑わいでした(唐揚げ食べました)。
何よりも!!! 今回は今年の夏にアーリー版が登場の「アクションゲームツクールMV(Pixcel Game Maker MV)」の展示・体験ブース!!今回は、それを中心に紹介したいと思います!
アクションゲームツクールMV
新たなツクールシリーズ作品「アクションゲームツクールMV」は、早速各所で話題を呼んでいます(英語名が Pixcel Game Maker MV なのはマーケット的な対策?)!
その特徴として挙げられているのが…
- トップとサイド2つのマルチビューに対応していること
- ローカルプレイで最大4人の対戦ができるマルチパーサスへの対応
- 物理演算やパーティクル表現、グラフィックスのインポート機能などのサポートにより、思い描く世界を自由自在に表現できる
- フロー形式のノンプログラミングゲームコンストラクションが実現
- Javascriptプラグインによる機能追加
- Cocos2d-xがベース
- 商用利用可能
といった感じです。
アクションゲームツクールを触った感想
ここからは私個人の感想です。
※写真は私ではありません。
さまざまゲームをツクれる…予感!
実際に出来上がった作品はゲームパッドにも対応しており操作も簡単&動作も軽快でした!物理演算による表現は、いろいろなゲームができるのではないかなという予感を抱かせるとてもワクワクしたものでした。
プレイ中、一時フリーズをするなどバグもありましたが徐々に解消されていくことを期待したいところです。
開発画面は事前の告知通り、フロー形式のノンプログラミングなど、これまでのツクールシリーズから一新した印象です。
フクザツ?カンタン?
しかしオブジェクトの設定等の画面は、日本語で書いているにも関わらず頭に内容が入って来ず、直感的な操作が難しいなというふうに感じました。自由度が高い代わりに、様々な設定項目が詰め込まれており「だれでも簡単」という感じではなかった、というのが正直な感想です。交流会で一緒だったのんちゃさんも同様で、なかなかの「初心者殺し」感は現時点では否めないとの共通認識でした。
この点について、ブースにいたスタッフの方々に質問すると、UIについては改善していきたいと語られていたので、今後大きく変わっていくのではないかなと期待をしています。
また、マップ(タイル)とイベント(オブジェクト)が分かれて管理されているので、人によってはそこに抵抗感があるかもしれません(物事のつながりがわからずに迷ってしまう)。
格闘ゲームもツクれる?
物理演算を備えて、マルチプレイが可能と言う事は、もしかして格闘ゲームもツクれたりするんじゃないかなと思って質問したところ、判定処理の都合上難しいかなという回答でした。(こちらのサイトにも記事あり - 4Gamer.com)
買い?
いろいろ書きましたが、アクションゲームツクールMVは開発者の方々の熱意が感じられる新たな挑戦のようにも捉えられました。RPGツクールのオマケ的なものではなく、今後も拡張が期待される作品であることは間違いありません。100%私も買います。*1
ツクール以外で良さげだった作品
キック&ブランコ Kick and Balanco
ブランコに乗って靴飛ばしをするVRゲーム。本当にブランコに乗せちゃう感じがスゴイ。やっぱり酔いにくいとかあるのだろうか…。
Fugl
広大なボクセル世界の自然の美しさを探検しながら、飛行のスリルをゆったりと味わうゲーム。VRで体験しましたが、老後はこの中で生活したい。
Parasite Seed
いつもTwitterのTLでお見かけするyutaさんの作品。実験施設で育った主人公が実験施設から脱出していくストーリーのアクションゲーム。世界観が好き。
Bad North
海外の独立系会社がつくった「平和な島」を侵略者から守る戦略ゲーム…なのですが、個人的には戦略性よりもその美しい佇まいに見惚れてしまいます。
Carto
手描き風のやわらかい世界描写が魅力的なRPG。
解説によると、プレイヤーがマップ上の地形タイルを当てはめ、その中を冒険する「タイルプレースメントゲーム」とのこと。
任天堂 Indie World
Nintendo Switch用インディーゲームのコーナー。これからの展開に期待。
クリエイター交流会
そ・し・て!今年も行ってきましたRPGアツマール運営さん主催のクリエイター交流会!場所は去年と同様 Bit Summit 会場近くの細身美術館にあるレストランスペースにおいて、Bit Summit に合わせて開催されました。
インディゲームの祭典 #BitSummit にあわせて、5月12日にRPGアツマールの懇親会が開催されます。HTML5ゲーム、ブラウザで動作するゲームにご興味のあるかたなら大歓迎です。お申し込みはこちら→ https://t.co/h0BhKMZz9X
— RPGアツマール運営 (@nico_indiesgame) 2018年5月4日
今回も参加された方々と名刺交換や会話を楽しみました。中には参加者どうしでコラボして伊予柑さん(アツマール運営さん)に数百万で売りつけようぜ!といった方々もいるなど、新たな化学反応も起こり、私自身も今年こそ作品をツクって公開するという目標の原動力を貰えた気がします!
食べた料理も美味しく、二次会も含めて大変良い場を設けて頂いたなと感じました。
なお、個人的に印象に残ったのは「(ネトゲで)ボトルは効率が悪い」という某実況者さんのお言葉( ==)旦
*1:今回 まだその時と場所の指定まではしていない そのことをどうか諸君らも思い出していただきたい